宮城東洋の強み

前浜事業石巻工場

前浜とは「目の前の海」という意味です。宮城県で言えば石巻・気仙沼・女川などの漁港で水揚げされた魚介類のことを「前浜物」と呼びます。宮城県沿岸では、黒潮と親潮によって育まれた多くの魚介類が四季折々に出現します。当社は、石巻魚市場に近接する工場を保有しており、前浜物を新鮮なまま加工することができます。 前浜で水揚げされるさば・いか・いわしなどの水産物は、毎朝当社の熟練した従業員が厳選して買い付けた後、すぐに工場に搬入し、サイズごとに選別・凍結することで、前浜で獲れた水産物のおいしさをそのまま全国にお届けしています。石巻工場では、1日に120トンもの水産物を様々な形で凍結・保管することができるため、漁獲量の増減やお客様のニーズに柔軟に対応することができます。

鮭鱒加工事業気仙沼工場

金華ブランドで知られる金華山周辺で養殖される「金華ぎん」や、北海道から福島沖を回遊する天然の秋鮭、養殖の盛んなチリから輸入したチリ銀鮭などを、地元・石巻や気仙沼の魚市場で直接買い付けています。買い付けた鮭は、安全確保のための様々な設備を備えた気仙沼工場で、お客様のニーズに合わせて加工処理しています。当社の主力品は定塩フィレーですが、切り身や生食用も取り扱っており、コンビニエンスストアで販売されるおにぎりの具材から寿司種まで様々な場所でお客様にお楽しみいただいています。

魚卵加工事業気仙沼工場

気仙沼工場では、いくら・明太子・数の子などの魚卵製品を、季節やお客様のニーズに合わせて生産しています。特に主力製品であるいくらは非常に繊細なため、全ての工程を熟練の従業員が手作業で行い、一粒一粒丁寧に厳選しています。秋には、三陸沖で獲れた秋鮭から新鮮なうちに卵を取り出し、三陸産いくらを製造しています。

すり身事業石巻工場

宮城県沿岸で水揚げされたマダラ・スケソウダラなどを中心とした原料を、石巻工場で丁寧にすり身に加工し、練り製品メーカーなどに提供しています。すり身製品は、水分検査や弾力検査などの全量検査を実施し、厳しい自社基準のもと品質の等級付けを行っています。また、異物混入防止のためのX線検出器・強力磁石の設置や、生菌数を極力低くするなど、お客様に安心してお召し上がりいただくために様々な取り組みを実施しています。

製氷事業女川工場

女川漁港の沿岸に製氷施設である女川工場を構え、主に女川魚市場に水揚げされるサンマ船への砕氷の供給および女川地区で水産業を営むお客様へ砕氷の販売を行っています。1日95トンの製氷能力に加え、最大2000トン貯蔵可能な貯氷庫を保有し、サンマの水揚げが盛んになる繁忙期でも安定供給に努めています。また、石巻工場の敷地内にも砕氷塔を設置し、石巻魚市場で水揚げされるまき網船への砕氷の供給ならびに石巻地区のお客様への砕氷の販売も行っています。

冷蔵庫事業石巻工場

当社では、石巻工場の一角に10℃から-30℃までの貨物が保管できる8,800トンの庫腹を保有しています。お客様からお預かりした貨物の品質・鮮度を維持し、迅速で正確な入出庫を行っています。また、グローバル化により拡大するお客様のニーズに対応するため、全室が保税蔵置場*許可を取得しており、世界各国からの貨物を取り扱うことができます。
※保税蔵置場とは、外国貨物を置くことができる場所として、税関長が許可した場所を指します。